私が同性愛に目覚めたきっかけ

ご存知の方はご存知かもしれないが、私は二次元ヲタクである。それに腐女子をこじらせている。

腐女子という言葉をご存知だろうか。簡単に言えば「男性同士の恋愛を好む女子」いわゆるBL好きの女子のことである。

BLとはBoys Love(ボーイズラブ)の略で俗語として「薔薇」「やおい(801)」なんて呼ばれることもあるが最近ではあまり聞かない。死語同然である。私が中学の時には夢小説が流行ったのでその流れで聞くことは度々あった。

では何故二次ヲタをこじらせていた私がそういった嗜好にハマるきっかけとなるのか。否、ハマるきっかけというか気がついたらそのような物をよく読むようになった、と言った方が正しいかもしれない。

当時中学1年だった私はひたすら(DSiLLで)ネットサーフィンをするのが好きで当時は「夢小説」が流行っていたので私もよく読んでいた。でも自分の名前は入力せずに架空の人物の名前を作ってそれを入力して読んでいた。

(夢小説とは一体なんだったのかというツッコミは心の中にしまっておいてくれると有難い。)

話を戻そう。そんな時に私がハマっていたマンガがある。CLAMP大先生の「ツバサ」だ。CLAMP大先生といえば「魔法騎士レイアース」や「カードキャプターさくら」「xxxHOLiC」等を生み出した知らない人はいないのではないかというほど有名な作家陣のことである。CLAMPというのはグループ名みたいなもので、作画担当やシナリオ担当など数人に分かれている。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4063632776/ref=mp_s_a_1_17?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1480427851&sr=8-17&pi=AC_SX236_SY340_QL65&keywords=%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%B5+1%E5%B7%BB

といっても私はマンガから見始めたのではなく、アニメから入った人間である。小学3年の頃にNHKで放送されていた「ツバサクロニクル」だ。毎週欠かさず見ていたので中学の時、書店で発見した時は「原作はこれだったのか!」と謎の感動が生まれた。実際に初めて全巻揃えたマンガでもある。

「ツバサ」の登場人物だったら、アニメの頃は小狼が好きで、マンガを読んでた頃は黒鋼が好きで、今はファイが好きになりつつある。

とどのつまり私は「ツバサ」がきっかけで同性愛というものに目覚めたのである。といっても「ツバサ」自体にそういった描写はどこにもない(と思ったのだが後半に差し掛かるにつれドキッとさせられる描写があったような気が以下略)。ましてや週刊少年マガジンで連載されていたので健全な少年マンガの一つである。決してBLマンガではない(必死)

では何故そのような目で見るようになったのかというと、偶然目にした文字書き様のサイトがきっかけである。↓

http://takanokiss.blog68.fc2.com

ああよかったまだサイトがあった……(死亡)

どの話だったのかは覚えてないのだが「黒鋼がファイに唇を重ねた」みたいな表現をしていた部分があったのだ。今の文だけで嫌悪感を抱いた方は今のうちに帰ってくださいと警鐘を鳴らしておこう。

普通だったらここで嫌悪感を抱くはず、

なのだが当時の私は

「あれ?今のキスしたってことだよね?男同士……で?」

これである。当時脳みそ綿あめ人間の感想である。しつこいようだが本当にこのままの感想だった。嫌悪感などは存在しなかった。

それから私はこのサイト様の小説をひたすら読み漁った。このサイト以外にも検索をかけまくって色んな小説を読んだ。ツバサのジャンル以外にも……今のゆとり世代は知らないだろうが(自分もゆとり世代である)某猫型ロボットのジャンルにも手を出したのである。といっても、別にあの青ダヌキとメガネ少年のことではない。ましてやガキ大将やお坊ちゃまのことでもない。その青ダヌキの「親友」達のことだ。今のゆとり世代は知らないだろうが(2回目)あの青ダヌキには同じ猫型ロボットの親友達がいたのである。その親友達はアメリカにいたり中国にいたりアラビアにいたりスペインにいたりロシアにいたりブラジルにいたりする(映画ではイタリアやフランスにもいる)。私が生まれた頃は映画も放映されていたらしいが2000年代に差し掛かって突然消えたらしい。何でだ(真顔)

では何故私がそのことについて知ってるのかと言えば私が昔から何かあったら通っていた歯科医院にマンガが置いてあったからである。↓

http://www.suruga-ya.jp/product/detail/503040351001

ちなみに私が好きなのはアメリカにいる猫型ロボットだ。そして今となっては殆ど闇に葬られたも同然の事実がある。

青ダヌキの妹には彼氏がいてその彼氏がアメリカにいる親友であるということ。

今の小学生はおろか中学生、高校生、もしかすると大学生ですら知らない事実だと思われる。

話は逸れたがそちらのジャンルにも手を染めていたのである。ちなみに青ダヌキとカップリングのものはあまり読んでいない。その親友達のカップリングを好んで読んでいた。だいぶマイナーである。

その中学の時にやらかした黒歴史を一つ。中学の時は周りにマンガを読んでいた子は結構いた。そのとある一人の子に私は要らぬ情報を教えたのである。

「百合って知ってる?女の子同士の恋愛のことなんだよー!(笑顔)」

……

………………

今となっては決して笑顔で言うことではない。当時の自分を殴りたくなってきた。過去の自分の頭綿あめすぎてザラメに戻したい(?)

また話が逸れたので戻そう。中学初期から同性愛好きを拗らせてしまった私は同級生達に隠しながら(しかし高校時代には周りに腐女子がわんさかいた)ますます加速して今に至っている。二次ヲタ界隈で流行っているジャンルの男子キャラAと男子キャラBをカップリングにして某イラスト投稿閲覧SNSを漁りまくっている(最近はとある人物の影響であまり漁っていない)。

ところで先程からカップリングという言葉を使っているが、そのことについて理解している読者はどれくらいいるのか気になったので今から腐界隈でよく使われている用語について説明しようと思う。これから生きていく上で必要ないと感じた方は今すぐこのブログを閉じてほしい。(殆どだと思われるが)

まずカップリング……よくCPと表記されることが多い。〇×〇 と言った感じだ。

というものの最近は×は省略されることが一般的となっている。

既にある作品(版権もの)の登場人物達のカップリングを物語にして独自の解釈でマンガやら小説にしたものを二次創作といい、それを本にしたものがおそらく一度は耳にしたことがあるであろう「同人誌」というものである。そしてそれを書くのが「同人作家」である。同人作家はコミケ(同人誌即売会)やその他のイベントのために日頃から原稿に明け暮れており、Twitterでよく息抜きの落書きをあげている作家が多い。口癖は「進捗どうですか?」

次に

〇×〇

のこの表記の意味についてだが、

前者の〇が「攻め」、後者の〇が「受け」

という意味である。ここでまた新しい言葉が出てくる。「攻め」?「受け」

攻めとは「男役」の意味を指す。タチや「左」と言われることもある。(麻薬でよく使われる俗語みたいなものである)

反対に受けとは「女役」の意味を指す。ネコや「右」と言われることもある。女役とはその通りおせっせする時に挿れられる側のことであr(以下略)

ちなみに攻めと受けが途中で逆転することを「リバ」という。

とりあえず最初はこれらの言葉さえ覚えていればいいといった感じである。

世の中の腐女子は皆そうやって自給自足をして、あるいは閲覧して、萌えを求めているのである。

ちなみに余談だが、腐女子を拗らせているかどうかを見極める為にこんな質問をするというのが一昔前に流行った。

「攻めの反対は?」

答えは当然「守り」である。しかし「受け」と答えた女子は間違いなく腐女子である可能性が高い。

話を戻すが、同人の中の妄想のカップリングだけでは済まなくなると今度は「商業BL」に手を出し始める腐女子も多い。同人BLと商業BLとの違いは「オリジナルかどうか」である。商業BLというのはつまり一次創作なのである。どこの書店でも普通に購入出来る(同人誌はアニメイトとらのあなに行くかそれらの会社の通販サイトでしか取り扱われていない。しかし最近は一つの会社が版権のアンソロジーを出版してコミケ等で出した同人誌のオムニバス集を集めたものが書店でも普通に売られ以下略)。最近の商業BLの作家は同人作家からジョブチェンジしている場合が増え、名義(HN)も同人の時と変えてる場合がほとんどである。同人の時と商業の時で名義を使い分けてることを明記している作家もいれば、そうでない作家もいる(しかしどっちみち絵柄でバレ以下略)。Twitterの垢も分けていたりする。しかし私の好きなキヅナツキ先生(ぐさりさん)は同人も商業も一緒の垢である(完全な余談)。

もう一つ同人BLと商業BLの違いを自らの経験の上で挙げるとするならば「濡れ場表記があるかないか」だと思う。同人BLの場合、コミケに出すことが殆どなので18歳未満の閲覧に相応しくない描写(主に性的描写が殆どである)がある場合は表紙のどこかに「R-18」の表記をしなければならないが(規制をするためにR-18作品を買う場合は身分証の提示が必ず求められる)、商業BLにはそれがない。つまり、言い方を変えると「商業BLには必ずと言っていいほど何処かに濡れ場のシーンが入っている」という前提で読まなければならないのである。必ずと言ったが、勿論全てがそうというわけではない。しかしよっぽどのギャグ路線でない限りは濡れ場を見るのを覚悟しておいた方がいいと思われる。

私も何冊か商業BLを購入しているがそれはまた別の機会で話そうかと思っている。同人誌もいつの間にかめちゃめちゃ多くなってたりする(真顔)

そろそろ文も支離滅裂になってきたので、

もしかしたらまた続いたりするかもしれないのでその2に続く(予定)(そもそも需要がない)